~運転免許編~
ぼくが運転免許を取ったのは22歳のとき。
まわりより少し遅めのスタートだったけれど、それでも「やってみよう」と思えた自分に拍手を送りたい気持ちです。
通信制大学で少しずつ単位が取れるようになってきた頃、「なにか新しいことに挑戦したい」という気持ちが芽生えました。
たくさんの車が行き交う街で、「自分もいつかあの中に加わりたい」と思ったんです。
父と継母にその気持ちを伝えると、とても驚きながらも喜んでくれました。
自分から「やりたい」と言い出したことが嬉しかったみたいで、免許取得の費用も援助してくれることに。感謝の気持ちでいっぱいでした。
教習所の最初の印象は「学校みたいで楽しい」でした。
学科は座って勉強するスタイルで、教習所の雰囲気も明るくて安心感がありました。
実技では教官が隣に乗ってくれるので、ゆっくりとしたペースで進められます。
特に、教習所内での運転からスタートできるのが、初心者にとってはありがたかったです。
教習期間は9か月以内に全課程を修了すればOK。
ぼくはマイペースに6か月かけて通いましたが、それもまた自分に合ったペースで無理なく続けられてよかったと思っています。
若くてキラキラした教習生たちや、時々交わす教官との会話は、通信制で学生生活をほとんど経験できなかったぼくにとって、貴重で楽しい刺激でした。
そして、免許を手にしたときの達成感はひとしお。
たとえその後すぐに運転しなかったとしても、運転免許は立派な「資格」です。
履歴書にも書けますし、仕事で必要とされる場面も多いので、将来的にもきっと役に立ちます。
なにより、「ぼくにもできた」という自信が何よりの収穫でした。
外に出ることにハードルを感じていたぼくにとって、教習所に通う日々は社会との接点にもなり、心と体を少しずつ慣らしていく時間にもなったんです。
引きこもりでも、「挑戦してみたい」と思ったときがチャンスです。
運転免許の取得は、未来を広げる一歩になると思います。
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