「通信制大学って、卒業できるの?」「働きながらでも本当に学べるの?」
そんな不安を抱えているあなたへ――ぼくの体験談が、きっと参考になると思います。
フリースクールのすすめで通信制大学へ。目的は「体験」だった
ぼくが通信制大学に入学したのは、19歳のとき。
きっかけは、通っていたフリースクールのスタッフさんからのすすめでした。
「卒業は難しいかもしれないけど、体験として行ってみよう。サークルや学びを通じて、少しずつ世界を広げてみよう」
特になりたい職業があったわけではありません。
だからこそ、最初は「とりあえずやってみよう」というスタンスでした。
- 1〜2年通って続けられそうなら卒業を目指す
- 途中でやりたいことが見つかれば専門学校に行く
そんな柔軟な方針で、ぼくの大学生活が始まりました。
高校とは別次元のハードさ。レポートも試験も「想像以上」
ぼくが通っていたのは「法政大学 経済学部」の通信課程でした。
法政といえば通学課程のイメージが強いかもしれませんが、実は通信制もあり、
全国から多くの社会人や再チャレンジの人が学んでいます。
高校も通信制で卒業していたので、「大学も何とかなるだろう」と思っていました。
でも、それは大きな誤算でした。
通信制大学のレベルは、高校とはまったく違うのです。
- レポートは1本2000字以上
- 内容も深く、審査はかなり厳しい
- 合格しても、さらに単位習得試験をパスしないといけない
- しかも、その試験がまた難しい!
通信制ならではの“孤独な学び”が基本でした。実はサークルに入ろうとしたこともあるのですが、キャンパスが遠方だったことや、通学生との間に引け目を感じてしまい、結局は断念してしまいました。
仲間がいても、頼れない現実。それでも前に進んだ
唯一の救いは、親友のリッキー(中学の同級生で、心優しい大切な友人)が同じ大学に入ったこと。でも、彼は途中で挫折してしまいました。
今でも彼はこう言ってくれます。
「あの大学を卒業したのぞさんは本当にすごいよ。誇っていいことだよ」
実際、ぼく自身も**「自分で自分を誇れる」**数少ない経験になっています。
スクーリングと図書館が救いだった
スクーリング(対面授業)に参加すれば、丁寧に指導してくれたうえで試験を受けられるので、単位が取りやすい科目も多く、ぼくは半分以上をスクーリングで取得しました。
また、図書館に通って卒業論文の資料を探した時間は、今振り返ってもとても貴重でした。
卒論では何万字も書く必要があり、知識も体力も総動員。
それでも、最後までやりきった自分に「よく頑張ったね」と言ってあげたくなります。
アルバイト中心の日々。それでも続けた8年間
大学生活の中心は、サークルではなくアルバイトでした。
日々の生活を支えながら、時間を見つけては勉強。
過去問を集め、試験の傾向を掴んでから試験を受け、やっと単位がとれるような毎日でした。
そして8年かけて、ついに卒業。
卒業式では、同じように頑張ってきた仲間と顔を合わせ、心から誇らしい気持ちになりました。
卒業証書も、通学課程と通信課程は同じものになります。
通信制大学は、誰でも卒業できる場所じゃない。けれど……
通信制大学は、決して「楽」ではありません。
むしろ、独学で継続できる覚悟がある人にしか卒業はできないと断言できます。
でもだからこそ、得られるものが大きい。
学位だけでなく、「やりきった」という確かな自己肯定感が残るんです。
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まとめ:通信制大学は人生を変える「選択肢」になる
ぼくが大学に入ったのは、夢があったからじゃありません。
**「何もなかったから、とりあえず進んでみた」**だけでした。
でも、その一歩が、人生を変えました。
今このページを読んでいるあなたにも、きっと届くと思います。
通信制大学は「自分のペースで、自分の人生をつくっていける」場所です。
あなたの挑戦、心から応援しています。
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