のぞさん

実家家族編

「通信制高校なんか行った時点で負けだ」って父に言われた話

高校を中退したあと、ぼくは通信制高校に入り直すことになりました。「これからはマイペースに学びながら、高卒の資格をとろう」そう思って、静かなスタートを切ったつもりでした。でも、家ではすぐに“風当たり”が強くなりました。父は通信制の高校をあまり...
高校編

通信制高校で、人生がまた動き出した。

引きこもりだったぼくが「高卒」の資格を取れたのは、通信制高校のおかげでした。中退してからしばらく家に引きこもっていたぼくに、「こんな学校もあるよ」と教えてくれたのは、フリースクールのスタッフの方。月1回の通学でよくて、リポートを3日に1回く...
高校編

「ぼくは何もできない」と決めつけていた──引きこもりだった僕の背中を押してくれた、エヴァの言葉

高校を中退して引きこもっていた時期、僕を支えてくれた作品があります。それが「新世紀エヴァンゲリオン」でした。物語の中で、ぼくは主人公・碇シンジに自分自身を重ねていました。とくに父親との関係性には、どこか自分と通じるものを感じていたんです。印...
高校編

「理想の自分」と「本当の自分」の間で苦しかったぼくが、やっと自分を好きになれた理由 

こんにちは、のぞさんです。今回は「高校時代(フリースクール編)」のお話をしたいと思います。不登校になって、フリースクールに通い始めた日高校2年の春、不登校になったぼくは、児童精神科の先生のすすめで、フリースクールに通うことになりました。そこ...
実家家族編

バウとぼくの10年散歩 小さな犬が、引きこもりのぼくを外へ連れ出してくれた。

高校を中退し、家に閉じこもっていた17歳のぼくのもとにやってきた、一匹の小さなコーギー。名前はバウ。やんちゃで負けず嫌いで、なにより朝が大好きな彼は、ぼくを10年ものあいだ外に連れ出してくれました。後に知った「朝散歩の効果」──でも当時はた...
人生のあらすじ編

エピソード0 出生・幼稚園・小学生時代

子ども時代 〜「はじまりの音」〜ぼくがこの世界に生まれたのは、2,000gの小さなからだで、声もなく静かに登場したときだったらしい。母はきっと不安だったと思う。助産師さんにたたかれて、ようやく小さな産声をあげたぼくを見て、どんなにホッとした...
人生のあらすじ編

「人生のあらすじ編」を書き終えて感じたこと まとめ

こうして、自分の人生を「まとめる」ように綴ってみて、たくさんの気づきがありました。たとえば、暗闇だと思っていた高校時代。あの頃は本当に何もできていないような気がしていたけれど、振り返れば、ちゃんとゆっくり、でも着実に歩いていたことに気づきま...
人生のあらすじ編

ととのう心、ほころぶ日々へ 〜看護師を離れたその先で 適応障害からの復帰編

「心をととのえる」道のり〜次女の誕生とマイホーム購入という、人生の大きな節目を迎えた頃。ぼくは看護師として働きながらも、2度目の適応障害で休職中だった。ただ、当時のぼくは、ほとんど人と会わず、何も活動せず、ただ時間だけが過ぎていく毎日を送っ...
人生のあらすじ編

夢だった看護師、その果てに待っていた適応障害 看護師奮闘編

「新人ナース、3年目の決断――夢の先に待っていたもの」看護学校を卒業し、僕は念願だった急性期病院へ就職した。新人としてのスタートは、想像以上に過酷で。覚えることは山ほどあり、患者さんの入退院、急変対応、深夜のナースコールに応える夜勤……毎日...
人生のあらすじ編

31歳、子育てと学びの両立。涙と笑顔の看護学校生活 看護学校編

【看護学校編】① 第二の青春、人生を変えた決断訪問入浴介護の現場は、思っていたよりもずっと過酷だった。介護士2人と看護師1人の3人1組で、1日何件ものお宅を回る。高齢者の身体を洗い、着替えを整え、次の現場へと急ぐ日々。特に困ったのは、看護師...