同棲をすることになったぼくと奥さんですが、
継母から「少しでも一人暮らしを経験しておくといいよ」とアドバイスをもらい、
数か月だけ、ぼく一人で生活してみることにしました。
家賃は8万円台の3DK。
はじめての一人暮らしは不安もありましたが、
父や継母が家具や家電をそろえてくれて、応援してくれていることがうれしかったです。
数か月後、奥さんも同居をはじめ、
いよいよふたりの生活がスタートしました。
■ 穏やかで、やさしい時間の中で
奥さんは一人暮らしの経験があったので、生活の段取りや家事も手際よく、
ぼくも少しずつ家のことができるようになっていきました。
ふたりの生活は、驚くほど穏やかで平和なものでした。
お付き合いをはじめたばかりの頃は、
ドキドキ・ワクワクとした刺激が多く、それは“ドーパミン”的な関係だったのだと思います。
でも、この頃には、
そばにいるだけで安心できるような“オキシトシン”的なつながりを感じられるようになっていました。
ドーパミンは恋愛初期の高揚感やときめきを生み出す神経伝達物質。
でも、それは長続きしないと言われています。
一方で、オキシトシンは「愛情ホルモン」とも呼ばれ、
信頼関係や絆、穏やかな愛情を深めるホルモンです。
ぼくらはまさに、ドーパミン的な関係から、
オキシトシン的な愛情に変化していったのかもしれません。
■ ふたりの思い出と、父の笑顔
週末には旅行に出かけたり、ちょっとしたお出かけを楽しんだり。
父はそんなぼくらをとても喜んでくれて、ときどき三人で飲みに行くこともありました。
あの10代の頃、引きこもって父と衝突していたぼくには、
想像もできなかった未来です。
■ 「婚姻届けを出す日」に、ぼくが準備したこと
そんな穏やかな日々の中、ふたりで「この日に婚姻届けを出そう」と決めました。
そして、その前日――
ぼくは小さな箱を用意していました。中には、婚約指輪。
ドキドキしながらも、静かに伝えました。
「明日、夫婦になろうね。ずっと、いっしょにいよう」
特別なレストランでも夜景でもなく、自宅でのプロポーズ。
とても平凡な時間だったけれど、奥さんは優しくうなずいてくれました。
静かで、でもあたたかく、かけがえのないプロポーズでした。
この日から、ぼくたちは夫婦としての人生を歩みはじめたのです。
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